
- 車中泊をする時ってエンジンつけっぱなしで大丈夫?
- エンジンをつけて車中泊をするデメリットとは
- 夏や冬の車中泊の対策ってどうやってやるの?
このような悩みを解決します。
この記事で学べること
- 車中泊時にエンジンを止めるべき理由3つ
- 夏の車中泊の対策について
- 冬の車中泊の対策について
この記事を書いているぼくは、週末バンライフを8ヶ月ほど前からやっています。
今では車中泊仕様にDIYして、真夏も真冬も関係なく快適にバンライフを送っています。
30℃を越す熱帯夜、クーラーなしの車内であなたは寝れますか?
おそらく『いや絶対むり!』や『熱中症なるわ!』って思いましたよね。というのもぼくも少し前まで、車の中でクーラーをつけずに過ごすなんてありえないと思っていたからです。
なぜこんな質問をしたかと言うと、車中泊は基本的にアイドリングSTOPで泊まるのが決まりになっています。すなわち、クーラーを使わずにで寝泊りしないといけないのです。
ってことで本記事では、『エンジンを止めて車中泊をする場合、どのようにすればいいの?』と悩んでいる方に向けて、夏や冬の車中泊の対策などを説明していきます。
記事の前半ではエンジンを掛けながら車中泊をするデメリットについて、後半では夏や冬の車中泊の対策について説明していきます。
最後まで読めば、季節に関係なく快適な車中泊ライフを送れるようになりますよ!
車中泊時はエンジンを必ず止めよう!
タイトル通りですが、車中泊をする時はかならずエンジンを止めるようにしましょう。
当たり前の話になりますが、車中泊は以下の2パターンに分かれます。
- エンジンを停止して車中泊
- エンジンを回しながら車中泊
エンジンを回しながら寝た方が電気も使えるし、冷房や暖房も使えるから『便利じゃない?』って思っていると思います。
実際エンジンを回しながら(アイドリング状態)車中泊をするほうが快適なんですが、それ以上に危険が潜んでいるんです。
この後、エンジンを回しながら車中泊をすることのデメリットを説明していきます。
車中泊時にエンジンを止めるべき理由3選
車中泊をする際にエンジンを止めるべき理由は以下の3つになります。
エンジンを止めるべき理由3つ
- 一酸化炭素中毒になる可能性がある
- ガソリンの無駄遣いになる
- マナー違反なのでトラブルになりやすい
それぞれ説明します。
理由①:一酸化炭素中毒になる可能性がある
1つ目は一酸化炭素中毒になる可能性があるからです。
なぜならガソリンを消費する際に発生する排気ガスは、一酸化炭素と二酸化炭素がメインの成分になっているからです。
『じゃあ常に運転しているときも一酸化炭素中毒になる可能性があるの?』って話ですが、運転している時は一酸化炭素中毒になる可能性は限りなく低いです。
一酸化炭素中毒は、マフラーに雪などが詰まって排気ガスの行き場がなくなってしまうことが原因です。なので車を止めて泊まる際はエンジンを止めて車中泊をしないといけないです。
最悪、一酸化炭素中毒は死に至ることもあるので、かならず車中泊の際はエンジンを切るようにしましょう。
理由②:ガソリンの無駄遣いになる
2つ目はガソリンの無駄遣いになるからです。
なぜなら車はアイドリング状態でも、ガソリンを消費し続けるからです。
ではどのくらいガソリンを消費するのかという話ですが、以下の通りになります。
※車のサイズによって、ガソリンの消費量は上下します。
ガソリン消費量の平均
8時間のアイドリング状態:6.24L
8時間のアイドリング状態(エアコン付き):8.11L
(引用元:アイドリングの燃費・計算方法・効果|車/トラック/エアコン)
ガソリンの値段が2022年1月時点でレギュラーで158.7円になっているので、アイドリング状態で6.24Lのガソリンを消費することを考えると990円のお金が掛かっていることになります。エアコンを付けていると、大体1287円程度ですね。

理由③:マナー違反なのでトラブルになりやすい
3つ目はマナー違反なのでトラブルになりやすいからです。
なぜならアイドリング状態で車中泊をすると、騒音が発生して近所の人に迷惑をかけてしまうからです。
その騒音が原因で近所の人から注意されたり、怒られたり、またいたずらをされて車を傷つけられることもあります。
昼間のエンジン音は気になりにくいものですが、夜中になるエンジン音は周りが静かなだけ、とても響きます。

耳栓とかがあっても、振動が伝わってきて寝にくいくらいです。
車中泊をしている最中に、近所の方に怒られるといっきにテンションが落ちてしまうこと間違いないです。
なので必ず車中泊をする際は、エンジンを止めるようにしましょう。
【夏対策】エンジンを止めて車中泊する方法
では次はエンジンを止めて夏の車中泊はできるの?って話ですね。
結論、30度以上ある熱帯夜でもエンジンを止めて車中泊は可能です。
ってことで夏の車中泊を乗り越える方法2つについて紹介します。
夏の車中泊を乗り切る方法
- 網戸をして扇風機を回す
- 窓を閉めてポータブルクーラー
それぞれ説明します。
方法①:網戸をして扇風機を回す
原始的なやり方なんですが、これ電気もあんまり消費しないのでおすすめです。
やることは以下の通り
- 前後の窓を開ける
- 前後の窓に網戸を設置する
- 車の中で扇風機を回す
セッティングも3分くらいで終わるので、めちゃくちゃ楽です。またなんといっても電力の消費が抑えれるので、翌朝バッテリーが上がってるみたいなことも避けれます。

なのでポータブル電源などの充電をするアイテムを持っていない人は、網戸&扇風機で車中泊するのがおすすめです!
暑がりの人はクーラー枕などを使うのもアリです。
方法②:窓を閉めてポータブルクーラー
2つ目のやり方は、クーラーを使って車内を冷やす方法ですね。
こんな方におすすめ
- ポータブル電源を持っている人
- 車内にサブバッテリーを載せている人
なぜ上記の方におすすめかと言うと、ポータブルクーラーは消費電力が大きくバッテリーが上がる可能性があるからです。
1つ目に紹介した網戸と扇風機だとムシ暑い感じになりますが、ポータブルクーラーを使って車内を冷やせば、カラッと涼しくなるので一気に寝心地もよくなります。

ただポータブルクーラーを使うのと使わないとでは体感温度が大きく変わってくるので、ムーンとして暑さが苦手な方はぜひ使ってみてください。
【冬対策】エンジンを止めて車中泊する方法
次は冬の車中泊の対策についても紹介していきます。

ってことで方法は以下の2つ。
- 防寒に適した寝具を使う
- USBヒーターを利用する
それぞれ紹介します。
方法①:防寒に適した寝袋を使う
当たり前のことになりますが、冬の対策は防寒に適した寝袋を買うことに尽きます。
ちなみにぼくは以下の寝袋を使っているんですが、−20度まで対応できる寝袋で真冬でもまったく問題なく車中泊できています。

『ちょっと暑いな〜』って感じたら、寝袋のチャックを開けることで温度調整も可能なので、冬に限らず春や秋でも全然使えますよ!
これまで車中泊をしてきて気づいたことですが、良い寝袋を買うだけで、冬の車中泊は一気にイージーゲームになります。
なので冬の車中泊が苦手!って方はまず最初に良い寝袋を買うようにしましょう。
方法②:USBヒーターを利用する
良い寝袋を買ってもまだ寒い!って方は、USBヒーターを使うことをおすすめします。
おすすめUSBヒーター
- 電熱ベスト
- 電気毛布
- 充電式湯たんぽ
個人的にイチバン推しているのは電熱ベストです。
というのも電熱ベストは寝るときに着るのもよし、キャンプや釣りなどのアウトドアの時に着るのもよしの大活躍のアイテムだからです。
また3段階で温度調整もできるので、肌寒い日〜凍りそうに寒い日まで幅広く対応ができるのもメリットです。

めっぽう冬に弱いよ!って方は電熱ベスト以外の、電気毛布や充電式湯たんぽと組み合わせれば最強ですね。
【まとめ】車中泊でエンジンのかけっぱなしはNG!
本記事ではエンジンつけっぱなしで車中泊をするデメリットについて紹介してきました。
簡単におさらいします。
- エンジンのつけっぱなしで寝ると命を失う危険が伴う
- アイドリング状態で寝ると1000円弱のガソリンがなくなる
- 真夏も真冬もエンジンを止めて車中泊はできる
- 車中泊グッズを揃えれば、季節関係なく快適に過ごせる
真夏や真冬の場合、エンジン止めて車中泊なんか無茶だと感じると思います。
ただこれまでぼくが車中泊してきた経験から言うと、アイテム次第で車内を涼しくできますし、車内で暖かく快適に過ごせます。性能の高いアイテムがたくさん出てきたことによって、昔より車中泊もずっとしやすくなっています。
なのでエンジンを止めて車中泊をすることに戸惑っている方は、一度車中泊のアイテムを揃えてやってみてはいかがでしょうか。
きっと思っている以上に、負担なく車中泊できると思いますよ。
また車中泊に必ず持っていきたいアイテムを知りたい方は、以下の記事も読んでみてくださいね!
>>車中泊に必要なものリストを公開!現役バンライファーが語る