- Webライターの単価相場を知りたい!
- 単価アップする方法ってあるの?
- Webライターの実力を客観的に知りたい!
このようなお悩みを解決します。
この記事で学べること
- Webライターの単価の決まり方2つ
- 文字単価でわかるWebライター格付け
- Webライターの単価アップ術について
副業でWebライターをやっているけど、1ヶ月で5,000円くらいしか稼げない!企業にうまいこと利用されていないかな?
と不安になることってありますよね。
Webライターは文字単価で報酬が決まる仕組みなので、自分が買い叩かれているかを判断するのは簡単です。なぜなら仕事内容によってある程度の報酬は決まってくるからです。
もし買い叩かれているのであれば、今すぐにでもクライアントさんに価格交渉することが大事になってきます。
なので本記事で、自分が妥当な価格で案件を受注できているのか確認してみてください。
自分が相場より安い金額で仕事をしているとなっても、焦ることはありません。というのも本記事では同時に単価アップをする方法についても触れているので、参考にして単価をあげていくことも可能です。
Webライターの単価を少しでも上げたい人は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
Webライターの単価ってどうやって決まるの?
Webライターの単価は、文字単価もしくは記事単価によって決まることがほとんどです。
文字単価と記事単価について
文字単価:1文字あたり○円で単価を計算する
記事単価:1記事あたり○円で単価を計算する
それぞれ詳しく説明します。
方法①:文字単価
Webライター初心者はほとんどの場合、文字単価で1記事あたりの報酬がきまる仕組みになっています。
例えば文字単価が3円の案件を受注して、3000文字の記事を書いたとすれば、報酬は『3円×3000文字=9000円』になります。
ちなみに文字単価は、以下のような項目によって変わるようになっています。。
- Webライターとしての経験歴
- ライティング能力
- 1ヶ月にこなせる案件数
Webライターとしての能力や経験に比例して、単価もあがっていく傾向があるので実力主義なのは間違いないです。
クラウドソーシングでWebライター案件を受注すると、9割近くは文字単価の形式をとっているので、最初は文字単価をあげることにフォーカスすることになります。
※クラウドソーシング:サイトに公開・募集されている案件を探し、契約をするスタイル。有名どころはクラウドワークスやランサーズ。Webライター初心者はクラウドソーシングから案件を受注するのがほとんど。
方法②:記事単価
Webライター上級者になってくると、多いのが記事単価で報酬をいただく仕組みです。
例えば1記事あたり5万円でお願いされたら、文字数に関わらず、完成さえすれば5万円いただけます。
企業としては『文字数はどうでもいいから、とりあえず良質な記事を書いてくれ!』という要望の表れですね、なので記事のチェックは厳しく、添削されることも多々あります。
またWebライターが書いた記事が公開されるまでに以下の手順があるのですが
- 記事のキーワード選定
- 記事のレギュレーションシートの作成(ニーズ分析、見出し決め)
- 記事の執筆(WordやGoogleドキュメントで)
- 入稿作業
- 最終チェック
文字単価でWebライターをやっている人は、③の『記事の執筆(WordやGoogleドキュメントで)』のみを担当している方が多いと思います。
ですが記事単価でWebライターをやるようになると②~④まで幅広く担当することが多くなりますので、必然的にマーケティング能力やWordPressを使いこなす能力が必要になってきます。
文字単価でわかるWebライター格付け
皆さんお待ちかねの、Webライター格付けを行なっていきたいと思います。
「え、なにを基準にするの?」と疑問におもう方もいるでしょう。
ということで今回は『文字単価でわかるWebライター格付け』を行なっていきたいと思います。
同時に文字単価ごとの仕事内容も紹介していくので、自分は相場より低く買い叩かれていないかもぜひ確認してみてくださいね!
では、さっそくWebライター格付けを公開しちゃいます。
それぞれ説明していきます。
ビギナー|文字単価0.3円〜1.0円
Webライターを始めて2〜3ヶ月は、文字単価0.3円〜1.0円の『ビギナー』で過ごすことになります。
ブログを元々やっていて、ライティング能力があったり、WordPressの使い方を理解していると、1ヶ月近くでポンポンと文字単価が上がる方もいます。
仕事内容の特徴って?
- クラウドソーシングサイトで募集されている案件が多い
- 専門的な知識が必要ないジャンルの記事
- レギュレーションシートに沿って記事を書く
- クライアントが小規模なところが多い
- 質より量を重視している
ある程度の記事の骨組みが決まっているため、いきなりライティング作業に入れるのがビギナーの特徴です。
■記事の骨組み(レギュレーションシートの一例)
上記のようなレギュレーションシートをもとに書くと、内容がある程度きまっているので、スラスラと書きやすいです。
1円以下の文字単価のうちが1番メンタル的にもきついので、いかにこの時期を早く乗り越えるかが大事になります。
ぼくもビギナー時期はありましたが、週5日働いて月10万円稼げれば上等って感じでした。ただ、『そんなつらい時期があるんならWebライターは嫌だ!』って思いますよね。
ただ抜け出す方法があるので安心してください。
この後も単価アップの方法を説明しますが、ブログを運営して実績を増やしたり、ライティング本で勉強してスキルを上げることが最重要になってきます。
諦めがちな時期になりますが、踏ん張って自分のスキル向上に徹するようにしましょう。
脱ビギナー|文字単価1.1円〜3.0円
文字単価が1.1円以上になれば、辛かったビギナー時代もおわり『脱ビギナー』となります。
Webライター案件も慣れてきて、ライティングスピードが徐々に上がってきたところではないでしょうか。
また早い人であれば
- 継続案件の受注
- 得意ジャンルの一本化
- 案件のオファー
など、これまで単発案件のみをこなしていたり、どんなジャンルの記事も執筆していたりしていたのが、徐々に変化してきていると思います。
仕事内容の特徴って?
- クラウドソーシングサイトで募集されている案件が多い
- 法人案件が多く、個人案件は少ない
- 継続案件が増えてくる
- ジャンルに特化した専門知識が必要
- 商品や企業のランンディングページなどの案件
- 記事の執筆以外にも入稿作業や画像選定も行うケースも
ビギナー時代には受注がほとんど出来なかった、継続案件も任されるようになってきます。
この時期に大事になってくるのが、継続案件をバンバン受注して、自分の実績を作っていくことになります。
というのも継続案件の実績ができれば、次の案件受注のアピール材料になるので正のスパイラルが発動して、一気に単価アップが加速していきます。
なので、文字単価が1.1円〜3.0円になれば単発案件ではなく、継続案件(=プロジェクト案件)を受注するようにしていきましょう。
実績をどれだけこの時期に積めるかで、アマチュア以降の伸び代が大きく変わってきます。
アマチュア|文字単価3.1円〜5.0円
文字単価が3.1円以上になったら、フリーランスとして独立も目指せる『アマチュア』になります。
週5日で働くと、月20~30万円ちかく稼げるようになるのも夢じゃないようになってきます。
仕事内容の特徴って?
- 個人案件はなく、ほとんどが企業案件
- 大手メディアに寄稿する記事
- 専門性が必要なニッチジャンルの記事
- クラウドソーシングを介さず直接案件が多い
- 国家資格が必要なジャンルの記事
継続案件がほとんどになってきて、特定のジャンルに一本化して執筆することが多くなってきます。
例えばアウトドアが好きな方であれば、キャンプのメディアと直接契約をして、月に10本キャンプの記事だけをひたすら納品するみたいな感じです。
なので脱ビギナー時代までは1記事を書くのに5~6時間かかっていても、アマチュア時代には3~4時間で執筆できるようになってきます。
このあたりからWebライターの時給が爆発的に伸びてくるようになるので、独立を視野に入れていってもいいでしょう。
また企業からも信頼されるWebライターになってくるので単価アップしたいのであれば、記事の執筆以外にもWordPressへの入稿作業や画像選定までも巻き取っていくのもおすすめです!
WebライターからWebディレクターや編集長になりたいのであれば、避けては通れない部分なので企業に交渉して、作業を巻き取るように心がけましょう。
エキスパート|文字単価5.1円〜10.0円
文字単価が5.1円以上になれば、Webディレクターや編集長も目指せる『エキスパート』になります。
SEOライティングやセールスライティングのスキルが必須になってくるので、普段からライティングの勉強をしない人はこの領域までにたどり着くことはありません。
仕事内容の特徴って?
- 大手メディアの企業案件がほとんど
- 取材記事などの工数がかかるものも入ってくる
- 国家資格が必要なジャンルが増えてくる
- メディアの運営主と直接やりとりをする
- SEOライティングのスキルが必要な案件が多い
- キーワードだけ指定された案件を任されるようになる
単価の高い案件を依頼できるのは大手法人なので、文字単価5円より上になると、聞いたことのあるメディアが多くなってきます。
またWebライターに対する信頼度も上がってくるので、キーワードだけ指定されて「記事構成はライターさん側で考えてください!」という案件も徐々にでてきます。
ちなみに自分のブログを運営をしていると、メディア運営者の考えていることや狙いがわかってくるようになるので、もしエキスパートクラスに早くなりたいのであれば、ブログを運営してみましょう。
なぜならメディア側としては、『この記事を執筆することによってA商品を売りたい!』みたいな明確な狙いが必ずあるからです。
クライアントの要望を汲めるようになると、自然と信頼されるようになってきますよ。
プロ|文字単価10.1円〜20.0円
ブログで月30万円〜稼いでいるみたいな実績があると、文字単価10円以上の案件もいただける『プロ』になります。
ただ文字単価10円以上の案件は限りなく少なく、単価の高い案件になってくると1記事5万円みたいな記事単価の案件が多くなってきます。
仕事内容の特徴って?
- 取材記事やインタビュー記事
- 収益性の高いジャンルの記事(不動産や仮想通貨など)
- 価格交渉で10円以上になることが多い
- 100件以上のライター実績が必要
- 記事の企画〜入稿まで任される
文字単価10円以上の案件はWebライター経験が浅いと、受注できるものではありません。
ですが元々メディアの編集長をやっていたり、ブログで月100万円稼いでいるとなれば話は別で、飛び抜けた実績があれば文字単価10円以上も可能になってきます。
あとライター報酬はクライアントの予算に大きく影響するので、不動産や仮想通貨などの儲かるジャンルの記事で執筆しないと10円以上の案件の実現は難しいです。
もし上記のジャンルで記事を執筆しているけど、文字単価が安いのであれば買い叩かれている可能性が高いので注意しましょう。
まとめると文字単価10.1円〜20.0を実現したいのであれば、飛び抜けた実績を作る&稼げるジャンルで記事を執筆するようにしましょう。
レジェンド|文字単価20円以上
文字単価20円以上になれば、『レジェンド』と呼ばれ、Webライターの神と崇めらるようになります。
この領域にたどり着くにはコツコツとWebライターをしているだけでは難しく、みずからメディア関係者と繋がっていく必要があります。
たとえば、オンラインサロンに参加したり、経営者が集まるようなパーティーなどに参加するなど。
仕事内容の特徴って?
- 記事の企画〜入稿まで任される
- コンプレックス分野(美容や育毛、性の悩み)の案件
- 収益性の高いジャンルの記事(不動産や仮想通貨など)
- クライアントとの関係が3年以上
- メディアの編集長と業務内容がほとんど同じ
Webライター業界やブロガー業界で名を馳せている有名人になると、文字単価20円以上も夢ではなくなってきます。
ただ実績を証明できるものがなければ価格交渉できないので、数字で示せるような実績を作ることが大事になってきます。
- クラウドソーシングの受注数
- Google砲を受けた回数
- SNSの総フォロワー数
上記のような実績があると、クライアントからの信頼もグンとあがるので20円以上の案件も受注しやすくなってきます。
ただ20円以上の案件を受注できるようになると、これ以上の価格の進展はあまり考えられないので、キャリアアップを考えていく必要があります。
Webライターで培った経験を活かせば
- プロブロガー
- ライティング講師
- ライティングのオンラインスクール運営
- メディア編集長
としても働けるのでマンネリ化したくない人は、違う仕事にもドンドン挑戦していくようにしましょう。
Webライターの単価をあげる必勝法とは
ここまで文字単価でWebライターの格付けをおこなってきましたが、次は単価アップするコツを伝授していきたいと思います。
Webライターの単価アップのコツ3選
- ブログを開設する
- 得意ジャンルを見つける
- 単価交渉をする
それぞれ説明します。
必勝法①:ブログを開設する
Webライターの単価を1番効率的に伸ばしたいのであれば、ブログを開設しましょう。
なぜなら案件受注のさいのアピール材料になるし、ライティングスキルの証明にもなるからです。
実際にぼくはブログの運営をはじめて約2年になりますが、その経験で得たスキルを評価いただいた結果、Webライター3ヶ月目に文字単価5円の案件を受注できるようになりました。
Webライターで消耗したくないのであれば、真っ先に単価を上げていくことが大事になってきます。
なのでWebライターの仕事をしている人は、必ずブログを一緒に開設するようにしましょう。
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必勝法②:得意ジャンルを見つける
得意ジャンルを見つけて、執筆ジャンルを特化していくこともおすすめです。
なぜなら執筆ジャンルを絞っていくと自然と知識もついて、専門性も高くなり、希少価値の高いWebライターになれるからです。
どんなジャンルでも特化して書くことによって単価アップは望めますが、その中でも特に単価アップ率が著しいのが、以下のジャンルになります。
- 不動産
- 仮想通貨
- NFT
- 美容
ただジャンル特化していることを公開していなければ、クライアントに専門家と認識されないので、単価があがらない可能性があります。
なので必ずクラウドソーシングサイトのプロフィール欄、SNSのプロフィール欄、案件の提案文には、『○○ジャンルに特化して記事を書いています!』みたいな文言を残してアピールするようにしましょう。
必勝法③:単価交渉をする
クライアントとの関係が長くなってきたら、単価交渉をするように心がけましょう。
なぜならクライアントも新しく信頼できるWebライターを探すのは面倒臭いので、単価アップしてでも続けてほしいと思っているところが多いからです。
『じゃあコツコツと記事を書いておけば単価って上がるんじゃないの?』って思った方もいるでしょう。
正直に伝えますが、クライアント側から「単価を2円→3円に上げたいんですけど、どうですか?」みたいな提案がくることってほとんどありません。
なので必ず自分から価格交渉を行うようにしましょう。
何回もしつこく交渉したり、提案文の言葉遣いが雑だと、仕事がなくなるケースもあるので注意が必要です!
あと価格交渉を成功させるためには、クライアントの期待を1%でも上回るような、これまでの行動の積み重ねが大事です。
なので普段から、クライアントの仕事を巻き取ったり、納品期限の2~3日前には納品したりして期待を上回るようにしましょう。
【まとめ】Webライターは単価5円までのスピード感が大事!
今回はWebライターの文字単価で格付けをしましたので、簡単におさらいします。
おさらい
- ビギナー|文字単価0.3円〜1.0円
- 脱ビギナー|文字単価1.1円〜3.0円
- アマチュア|文字単価3.1円〜5.0円
- エキスパート|文字単価5.1円〜10.0円
- プロ|文字単価10.1円〜20.0円
- レジェンド|文字単価20円以上
Webライターは文字単価が5円以上の低いときが、1番の勝負時であり、挫折率が高いタイミングでもあります。
なのでスピーディに単価アップをすることが大事になってきます。
もしWebライターをしているけど単価がまったく上がらないということであれば、ぜひ以下の記事を参考にしてみてください。
Webライターで月10万円稼ぐロードマップ【5ステップで解説】
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3ヶ月で文字単価5円になった経験をもとに、どのように単価を上げていったのかを書いているので、再現性はあると思います。
少しでも力になれると嬉しいです!
おわり