
このようなお悩みを解決していきます!
この記事でわかること
- サーフボードのロッカーとは
- 初心者にロッカー強めのサーフボードをおすすめしない理由3つ
- ロッカー強めのサーフボードのメリット3つ・デメリット3つ
- ロッカー強めのサーフボードのメリット3つ・デメリット2つ
- 初心者におすすめのサーフボードの特徴3つとは
サーフボードを選ぶときに、『ロッカーの弱いサーフボードが初心者におすすめ!』など耳にしたことはありませんか?
『ロッカー』って結構気にしない方が多いんですが、これ間違えると大変なことになります。
というのもぼくは最初のサーフボード選びで、『ロッカー強め』のサーフボードを選んでしまったことで、サーフィンを2~3ヶ月で挫折しています。笑
ロッカーの強さを間違えたことによって、『パドリングが進まない』・『バランスが取れない』・『テイクオフまでたどり着けない』という状態になり、サーフィンがまったく面白くなくなってしまいました。
このように初心者に最適な『ロッカーの強さ』を知らなければ、サーフボードも買うだけ損になってしまいます。
そこで今回は、『初心者にロッカー強めのサーフボードをおすすめしない理由3つ』を紹介していきます。

また以下の記事では、初心者におすすめのソフトボードTOP5を紹介しています。
>>サーフィン初心者におすすめのソフトボード5選|ランキング形式で紹介!【2023年版】
『サーフボード選びで絶対に失敗したくない!』と思っている人は、ぜひ目を通してみてくださいね!
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【2024年版】初心者におすすめのソフトボード5選!後悔しない選び方とは?
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【前提】サーフボードのロッカーとは
サーフボードのロッカーとは、簡単にいうと『反り』のことです。
ロッカーは大きく分けると2種類あり、『ノーズロッカー』と『テールロッカー』に分かれます。
- ノーズロッカー:ボード先端付近のロッカー(反り具合のこと)
- テールロッカー:ボード後方のロッカー(反り具合のこと)
大まかに説明してしまうと、ロッカーが強ければ強いほど、ボードの回転性がアップしてターンなどがしやすくなります。
一方で、ロッカーが弱ければ弱いほど、加速性がアップしてスピードが上がりやすくなります。

初心者にロッカー強めのサーフボードをおすすめしない理由3つ
では本題に入っていきます。
はっきり言ってしまうと、サーフィン初心者にロッカー強めのサーフボードはまったくおすすめしません!

初心者にロッカー強めのサーフボードをおすすめしない理由は、下記のとおり。
- テイクオフが遅くて波取りに勝てないから
- サイズの小さい波に向いていないから
- シンプルに楽しくないから
それぞれ具体的に説明します。
理由①:テイクオフが遅くて波取りに勝てないから
サーフィンで波に乗るには、まず他サーファーとの波取りに勝たないといけません。
ですがロッカーの強いサーフボードだと、戦闘力が10くらいです。ロングボードを100とすると。

なので、波取りにまったく勝てません。
というのも、ロッカーの強いサーフボードは下記のような特徴があるからです。
- 波がボードを押し出す力を受けづらい
- パドリングのスピードが出づらい(波に置いていかれやすい)
もうそもそもロッカーが強めなボードは、初心者が扱うには難しすぎるサーフボードな訳です。
理由②:サイズの小さい波に向いていないから
またロッカーの強いサーフボードは、基本的に大波用に作られています。
そのため、サイズの小さな波では波に接する表面積が少なくなり、スピードが出ずすぐに失速してしまいます。

初心者サーファーの場合は、肩以上の波に入っても危険しか伴いません。なので基本的には胸以下くらいの波に乗るケースが多いことでしょう。
ですが、ロッカーの強いサーフボードはそのようなコンディションを得意としていません。
なので、ロッカーの強いサーフボードを持っていたとしても楽しめない可能性が高いです。
理由③:シンプルに楽しくないから
ロッカーの強いサーフボードを初心者におすすめしない理由、ほんとこれに尽きます。
シンプルに楽しくありません!

つまりロッカーの強いサーフボードは中級〜上級者用のボードであり、初心者が乗りこなせるようなボードではないってことです。
ぼくが5年前に戻れるのであれば、『ロッカーの強いボードと浮力の小さいショートボードは乗るな!』と間違いなくアドバイスするでしょう。
ロッカーの強いサーフボードに乗っていると、下記のようなケースになりがちです。
- 小波ではサーフィンを楽しめない
- 周りのサーファーにすべての波を取られるのでイライラする
- まったく上達しない
- サーフィンの挫折率が一気に上がる
要するに、『百害あって一利なし』です。なので初心者は絶対に選ばないようにしましょう!
ロッカー強めのサーフボードのメリット・デメリットとは?
初心者におすすめできないのはわかった。だけどロッカー強めのサーフボードってどういった特徴があるの?
と気になる方もいることでしょう。
そこで、次はロッカー強めのサーフボードのメリット・デメリットを紹介していきます。
ロッカー強めのサーフボードのメリット3つ
ロッカー強めのサーフボードのメリットは、下記のとおりです。
ロッカー強めのサーフボードのメリット3つ
- サイズの大きい波でもパーリングしにくい
- 鋭利なターンがやりやすい
- 波のきわどい位置でもアクションしやすい
ロッカーが効いていることによって、ノーズ(ボードの先端部分)が水面に刺さりにくく、パーリングがしにくいようになります。
またロッカーは強ければ強いほど回転性能が高まるため、ターンが軽く感じられるといったメリットがあります。

ロッカー強めのサーフボードのデメリット3つ
ロッカー強めのサーフボードのデメリットは、下記のとおりです。
ロッカー強めのサーフボードのデメリット3つ
- ライディング中に失速しやすい
- パドリングのスピードが加速しにくい
- 安定性がなくなるのでバランスを崩しやすい
ロッカーを強くすると回転性が上がりますが、それと同時に『加速性』と『安定性』を犠牲にします。
そのためライディングでもすぐ失速するし、かつパドリングもコツを掴んでいなければまったく進みません!

また水面との接地面が少ないため、安定性に欠けており、パドリングをすることで精一杯になりがちです。
ロッカー弱めのサーフボードのメリット・デメリットとは?
では次に、ロッカー弱めのサーフボードのメリット・デメリットについて見ていきます。

ロッカー弱めのサーフボードのメリット3つ
ロッカー弱めのサーフボードのメリットは、下記のとおりです。
ロッカー弱めのサーフボードのメリット3つ
- パドルが進みやすく加速しやすい
- パワーのない波でもスピードがつきやすい
- 初心者でもガンガン波を取れる
ロッカーが弱いことの最大のメリットは、加速性が上がることです。

本来なら失速して乗り継げなかった波でも、ロッカー弱めのサーフボードであればぐんぐんと加速してロングライドができたというケースもあります。
『トップターンやカービングなどのパフォーマンス系のライディングはまだまだ先!』という方からすると、かなり大きなメリットだと言えます。
ロッカー弱めのサーフボードのデメリット2つ
ロッカー弱めのサーフボードのデメリットは、下記のとおりです。
ロッカー弱めのサーフボードのデメリット2つ
- 回転性が高くないのでパフォーマンス系には向いていない
- 掘れた波だとパーリングしやすい
ロッカー弱めだと水面との接地面が広いため、ターン性能にはやはり劣ります。
またロッカー強めのボードが掘れた波に向いているのに対して、ロッカー弱めのボードは刺さりやすくなっています。

初心者におすすめのサーフボードの特徴3つ
初心者がサーフボードを選ぶときに、気をつけるべきポイントは『ロッカー』だけではありません!
では次に、初心者におすすめのサーフボードの特徴を3つ挙げていきます。
初心者におすすめのサーフボードの特徴3つ
- ロッカーが弱め
- 浮力が40L以上ある
- 素材がソフトボードである
それぞれ具体的に説明します。
特徴①:ロッカーが弱め
言わずもがなですが、ロッカーが弱めなサーフボードは、初心者にとってメリットが大きいです。
ロッカーが弱めなサーフボードのメリット
- パドルが進みやすく加速しやすい
- パワーのない波でもスピードがつきやすい
- 初心者でもガンガン波を取れる
ロッカーが弱めであれば、『加速性』という武器が手に入ります。

特徴②:サーフボードの浮力が適正浮力を超えている
また安定感に大きく関わってくるのが、サーフボードの『浮力』です。
基本的にサーフィン初心者は、適正浮力より上のサーフボードに乗るようにしましょう!

初心者(〜テイクオフ) | 初級者(〜アップス) | 中級者(〜リッピング) | 上級者 | |
45kg | 36.5L | 27.5L | 23.0L | 19.0L |
50kg | 39.0L | 29.0L | 24.5L | 20.5L |
55kg | 41.5L | 31.0L | 26.0L | 21.5L |
60kg | 43.5L | 32.5L | 27.0L | 22.5L |
65kg | 46.0L | 34.5L | 28.5L | 24.0L |
70kg | 49.0L | 36.5L | 30.5L | 26.0L |
これは僕の経験上ですが、若干オーバーフロートくらいのサーフボードに乗っている方が上達が早いです!
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というのも、浮力が大きいサーフボードに乗っていれば、下記のようなメリットがあるからです。
- パドルが進みやすいので沖に出るのが楽
- テイクオフが早いので波に乗れる回数が多い
- 波に乗れる本数が多いのでサーフィンを楽しめる
つい波に乗れるので、楽しくなっちゃって、自然と練習に費やす時間が長くなっていくのが良いのかもしれませんね!
特徴③:素材がソフトボードである
またソフトボードも、初心者におすすめです!
なぜならソフトボードには、下記のようなメリットがあるからです。
- 上達スピードが格段に早い
- クッション性のある素材なので怪我しにくい
- 波が小さい日でも練習できる
テイクオフが早いのでより多くの波に乗れるだけでなく、ロングライドもしやすい仕様になっています。なのでとにかく初心者の上達が早いです!
そしてソフトボードは周りがスポンジ素材で覆われているため、テイクオフで転けた際、パーリングした際にサーフボードが体にあたっても大怪我になることはありません!

怪我しやすい初心者の頃だからこそ、個人的にソフトボードはおすすめです!
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【まとめ】初心者こそロッカー弱めのサーフボードを選ぼう!
今回は、サーフボードの『ロッカー』について詳しく説明してきました。
改めて伝えると、初心者こそロッカー弱めのサーフボードを選ぶことが大事です!
初心者がロッカー弱めのサーフボードを選ぶべき理由
- パドルが進みやすく加速しやすい
- パワーのない波でもスピードがつきやすい
- 初心者でもガンガン波を取れる
初心者のうちはトップターンなどのアクション系はまだまだ先の話になります。そのため、サーフボードに回転性を求める必要はありません。

むしろ求めるべきは、『加速性』です。加速しやすければ、波に押されやすいし、パワーのない波でもいっぱい乗れます。

波にいっぱい乗れるようになれば、サーフィンが楽しくなり無我夢中になりますし、おのずとサーフィンのスキルも上達していきます。
なので、サーフボード選びで迷っているなら、まずはロッカーが弱めのサーフボードを選ぶようにしましょう!
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!