このようなお悩みを解決していきます!
この記事で学べること
・サーフボードの浮力(リッター数)とは
・サーフボードの一般的な適正浮力値について
・サーフィン初心者が浮力大きめのサーフボードに乗るべき3つの理由
・サーフィン初心者が浮力小さめのサーフボードに乗るデメリット2選
サーフィンをする上で1番大切なアイテムといえば、『サーフボード』ですよね。
サーフィン初心者の頃はカッコよさ重視でサーフボードを選ぶことが多いですが、それには大きな落とし穴があることをご存知ですか?
というのもサーフボードの『浮力』を無視して、サーフボードを選んでしまうと、まったく波に乗れなくなってしまいます。
なので、サーフボードを購入する前に必ず『浮力』をチェックするようにしましょう。
今回の記事では、サーフィン初心者におすすめの浮力について詳しく説明していきます。記事の後半ではおすすめのボード3選も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください!
また以下の記事では、失敗しないサーフィンの始め方を解説しています。
サーフィンの始め方!初心者が知っておくべきポイント4選も解説!
続きを見る
上記の記事では、昨年サーフィン初心者に大人気だったサーフボードブランド「Beach Access」の5%割引クーポンも配布しています。
これからサーフィンを始めるという方は、ぜひぜひ目を通してみてください!
【前提】サーフボードの浮力(リッター数)とは
サーフボードの浮力とは、サーフボードの裏面に書かれている『〇〇L』と書かれている部分を指します。
文字通り、浮力の大きいボードは浮きやすく、浮力の小さいボードは沈みやすくなっています。
そして浮力の大きなボードは安定感がある分、俊敏性・コントロール性に欠けるといった特徴があります。一方で浮力の小さなボードは俊敏性・コントロール性に優れている分、不安定さを伴います。
ですがサーフボードは、浮力が大きければ大きいほど良いという訳でもありません。
なぜならターンなどの技を仕掛けるには、ボードのコントロール性などが必要になってくるからです。
では次に、一般的に言われているサーフボードの適正浮力値について説明していきます。
サーフボードの一般的な適正浮力値とは?【レベル別】
サーフボードの適正浮力はレベルごとによって異なり、初心者になればなるほど浮力の大きいボード、上級者になればなるほど浮力の小さいボードが適切になってきます。
ちなみに適正浮力値は、下記のとおりになります。
初心者(〜テイクオフ) | 初級者(〜アップス) | 中級者(〜リッピング) | 上級者 | |
45kg | 36.5L | 27.5L | 23.0L | 19.0L |
50kg | 39.0L | 29.0L | 24.5L | 20.5L |
55kg | 41.5L | 31.0L | 26.0L | 21.5L |
60kg | 43.5L | 32.5L | 27.0L | 22.5L |
65kg | 46.0L | 34.5L | 28.5L | 24.0L |
70kg | 49.0L | 36.5L | 30.5L | 26.0L |
この値を下回っているボードに乗っていると、成長速度も遅くなる傾向があります。
サーフィン初心者が浮力大きめのサーフボードに乗るべき3つの理由
『サーフィン初心者は浮力が大きめのボードに乗ればいいんだな、、』となんとなく理解できたと思います。
また一般的に、適正浮力値の【±5L】の範囲でサーフボードを選ぶべきだと言われています。
ですが個人的には、適正浮力値と同等、もしくは上回る浮力のサーフボードで練習するべきだと考えています。その理由は、下記のとおりです。
サーフィン初心者が浮力大きめのサーフボードに乗るべき3つの理由
- パドルが進みやすいので沖に出るのが楽
- テイクオフが早いので波に乗れる回数が多い
- 波に乗れる本数が多いのでサーフィンを楽しめる
1つずつ具体的に説明していきます。
理由①:パドルが進みやすいので沖に出るのが楽
まずサーフボードの浮力が大きいと、パドルが進みやすいので沖に出るのが楽になります。
なぜなら浮力の大きいボードはバランスが取りやすく、水の抵抗を最大限抑えてパドルできるからです。
『そもそも沖に出る体力がない、、』という方がいるほど、サーフィンはハードなスポーツです。パドルが速いとそういった部分で、無駄な体力を使うこともなくなるのでおすすめです。
ぼくは幼少期からスイミングに通っていたので、サーフィンを始めた頃、パドルスピードには自信がありました。ですが実際にやってみると、全くバランスが取れないのでいっこうに進まないという感じでした。
どれだけ泳ぐことに自信があったとしても、パドルはまったく別物です。
サーフィン初心者のうちは、ボード性能に頼って、パドルスピードを上げるべきだと言えます。
理由②:テイクオフが早いので波に乗れる回数が多い
パドルが速いと、テイクオフも早くなるので波に乗れる回数が格段に増えます。
というのも、サーフィンは『波が押し寄せてくるスピード』と『サーフボードの進むスピード』がシンクロすることで、波に乗れる仕組みになっています。
なので例えば、パドルスピードが遅くなりがちな浮力の小さいボードに乗っていると、押し寄せてくる波にシンクロできずに置いていかれてしまいます。
ですが浮力の大きなボードであれば、パドルが速いので、テイクオフも早くなり、波に乗れる回数が格段に多くなります。
理由③:波に乗れる本数が多いのでサーフィンを楽しめる
ぼくが浮力の大きなボードを推している理由を、集約するとこれに尽きます。
波に乗れる本数が多いのでサーフィンを圧倒的に楽しめる
どれだけ自分が格好いいと思うサーフボードを持っていたとしても、まったく乗れないようなサーフボードだとサーフィンはまったく面白くありません。
むしろ、楽しくなさすぎて1日で挫折してしまうことでしょう。
ですが一方で、浮力の大きなサーフボードに乗っていれば、サーフィン初心者でも『もう十分!』と思うくらい波に乗ることができます。
なので、浮力の小さいサーフボードに乗るよりも、浮力が大きめのボードにのることでサーフィンを4~5倍楽しめることでしょう。
サーフィン初心者が浮力小さめのサーフボードに乗るデメリット2選
浮力の大きなボードが良いとわかっていても、プロが乗っているようなショートボードにどうしても乗ってみたいという感情が抑えきれない人もきっといることでしょう。
ですが1度立ち止まって、下記のデメリットに1度目を通してみてください!
サーフィン初心者が浮力小さめのサーフボードに乗るデメリット2選
- パドルやテイクオフの難易度が上がる
- 1回も波に乗れない日がでてくる
適正浮力値に満たないボードを選んでしまうと、のちのち後悔することになりかねません。
それでは1つずつ、具体的に説明していきます。
デメリット①:パドルやテイクオフの難易度が上がる
まず浮力の小さなボードだと、パドルやテイクオフの難易度が急激に上がります。
なぜなら浮力の小さなボードは不安定であり、初心者サーファーがバランスを取るには至難の業だからです。
『でもずっとサーフィンやっていれば、すぐにパドルも安定して、テイクオフもできるようになるんでしょ?』と思っているかもしれません。
正直に伝えてしまうと、週末サーファーだと初めて2~3ヶ月はほとんどまともに波に乗ることさえできないです。そしてこのタイミングで、7~8割のサーファーは挫折してしまい、サーフィンを辞めてしまいます。
デメリット②:1回も波に乗れない日がでてくる
1番のデメリットは、『1回も波に乗れない日がでてくる』ということです。
片道2時間以上かけてサーフィンしに行ったのに、一回も波に乗れずにしんみりと帰る。もうこれ以上に辛いことはありません。
サーフィンは波にのってナンボのスポーツです。サッカーや野球も同じだと思います。
例えばサッカーの試合に参加したけど、一回もボールが回ってこなかったら『なんか楽しくなかったな、、、』となることは容易に想像できることでしょう。
そのため、サーフィンを存分に楽しみたいのであれば、初心者サーファーのうちは浮力大きめのボードを選ぶようにしましょう!
ゆくゆくショートボードに乗りたいのであれば、浮力大きめのボードで1~2年間修行してから、乗り換えする方が上達スピードも早いのでおすすめです!
サーフィン初心者におすすめの浮力大きめのサーフボード3選
それでは実際に、サーフィン初心者におすすめの浮力大きめのサーフボード3選を紹介していきます。
サーフィン初心者におすすめのサーフボード3選
- ソフトボード 6’4” 42L【Beach Access】
- KEEL FISH【CRIME】
- ソフトボード 8’0” 73L【Beach Access】
【Beach Access】のサーフボードに関しては、現在クーポンの配布権をいただいており、当サイト経由によるサーフボード購入で5%OFFになります。
おすすめ①:ソフトボード 6’4” 42L【Beach Access】
(Beach Accessの公式サイトより引用)
おすすめのサーフボード1つ目は、Beach Accessから出ている『ソフトボード 6’4” 42L』です。
おすすめな理由
- ヒザ〜モモくらいの波でも問題なく乗れる
- 軽自動車でもラクラク持ち運びできる長さ
- 浮力が高く、バランスが取りやすいので初心者でも波に乗りやすい
実際に乗ってみた感想は、以下の動画の【5:30】以降で説明しています!
『ソフトボード 6’4” 42L』はミッドレングスに値するボードですが、基礎を身につけてくれるマジックボードという印象です。
『ソフトボード 6’4” 42L』は正しい体重移動をしないとレールが入らなくて曲がらないので、乗っているうちに自然と正しい体重移動の仕方を覚えていけます。
上記のような点を踏まえても、サーフィンをより早く上達させたいなら『ソフトボード 6’4” 42L』はおすすめと言えます!
ちなみにフィン数は3つ(=トライフィン)で1番オーソドックスな形なので、機動性や安定性に優れていて初心者に優しい仕様になっています。
クーポンを利用すれば3,000円近く安く購入できるので、ぜひお使いください!
おすすめ②:KEEL FISH【CRIME】
おすすめのサーフボード2つ目は、CRIMEから出ている『KEEL FISH』です。
おすすめな理由
- ソフトボードと思えないお洒落さ
- テール幅が広いので小波も対応可能
- クロコダイルスキンでグリップが効くのでワックス不要
このボードは以前ぼくが乗っていたボードですが、ボード幅があるので安定感があります。
そのため、サーフィン初心者でも軸がブレることなくパドリングすることができます。軸をブラすことなくパドルができるようになると、推進性が上がりパドルスピードが速くなるので波に乗れる本数も多くなりやすい。
またCRIMEボードはクロコダイルスキンを使っており、ワックスを塗らなくてもグリップする仕様になっています。そのため、ワックスを忘れたとしてなんの問題もなくサーフィンを楽しめます。
ただ肌と板が擦れてしまうので、ウエットを着たりして肌をカバーすることが大事になります。夏場であればラッシュガードは必須!
そして極め付けは、オシャレな見た目です。形もスタイリッシュ、かつカラーも渋い色が揃っています。
ソフトボードとは思えないレトロ感もあり、お洒落なボードなので持っているだけでモチベーションも上がります!
おすすめ③:ソフトボード 8’0” 73L【Beach Access】
(Beach Accessの公式サイトより引用)
おすすめのサーフボード3つ目は、、Beach Accessから出ている『ソフトボード 8’0” 73L』です。
おすすめな理由
- 浮力が73Lもあるのでヒザ波でも対応できる
- パドリング力がない初心者でもスイスイ進む
- 波のない日でも十分楽しめる
『ソフトボード 8’0” 73L』はロングに値するボードなので、長さと浮力があって波のパワーを受けやすい仕様になっています。
また浮力が73Lもあるのでパドルが速いのも特徴です。初心者でもスイスイと進むことができます。
しかし浮力がある分、ドルフィンスルーはできないので大波には対応しにくいデメリットもあります。
パワーのない女性の方、また40~50代くらいのリターンサーファーも、疲れることなくパドルアウトできるのでおすすめですね!
『ソフトボード 8’0” 73L』はミニロングほどのサイズ感なので、一般的なロングボードと比べても持ち運びが楽です。
少しでも興味のある方は、ぜひ公式サイトを覗いてみてくださいね!
クーポンを利用すれば3,000円近く安く購入できるので、ぜひお使いください!
【まとめ】サーフィン初心者は浮力(リッター数)が大きめのボードを選ぶべき!
今回は、サーフィン初心者が浮力大きめのボードを選ぶべき理由について深掘りしてきました。
サーフィン初心者が浮力大きめのサーフボードに乗るべき3つの理由
- パドルが進みやすいので沖に出るのが楽
- テイクオフが早いので波に乗れる回数が多い
- 波に乗れる本数が多いのでサーフィンを楽しめる
結局のところ、浮力の大きさによって『波に乗れる本数』が1番大きく変わってきます。
そしてその『波に乗れる本数』というのは、『サーフィンの楽しさ』に直結してきます。
波に乗れば乗るほど1日の満足度は高くなります。一方でまったく波に乗れなかったら『なんか物たらなかったな、、』と感じてしまうことでしょう。
なのでサーフィン初心者こそ、浮力大きめのボードに乗ってほしいと個人的には考えています。
これからマイボードを購入しようと考えている方は、ぜひ今回おすすめしたサーフボードも参考にしてみてください!
『もっとおすすめのボードを知りたい!』という方は、以下の記事にまとめているのでぜひ。
>>【2023年版】サーフィン初心者におすすめのソフトボード5選
【2024年版】初心者におすすめのソフトボード5選!後悔しない選び方とは?
続きを見る