このようなお悩みを解決していきます!
この記事で学べること
- ミッドレングスでドルフィンスルーはできるのか
- ドルフィンスルーがやりにくいサーフボードの特徴2選
- ゲットアウトで役立つテクニック3選
- ミッドレングスのゲッティングアウトのコツ3選
ショートボードとロングボードの中間に値するミッドレングス。
サーフィン系YouTuberやプロサーファーが乗るようになり、一気に世間に広がり、人気が爆発しました。
ただあれだけ浮力のあるサーフボードだと、『ドルフィンスルーって難しいんでは?』と疑問に思っていることでしょう。
そこで今回は、ミッドレングスはドルフィン可能なのか、ドルフィンスルー以外に使えるゲットアウトのテクニック2選を詳しく解説していきます。
動画付きでミッドレングスのゲットアウトのコツを解説しているので、ぜひこの機会にイメージを膨らませておきましょう!
【結論】7'0以下のミッドレングスであればドルフィンスルー可能!
浮力が大きくなればなるほど、ドルフィンスルーはやりにくいと言われています。
本記事を読んでいるあなたも、『ミッドレングスってドルフィンスルーできるの?』と疑問に感じていることでしょう。
結論から言ってしまうと、ドルフィンスルーは可能です!しかし、サーフボードの長さが7'0以下であればです。
ただ長さが7'0以下だったとしても、ドルフィンスルーがやりにくいミッドレングスが存在するのも事実です。
そういった場合に、活躍するのが『プッシングスルー』や『ローリングスルー』になります。
ゲットアウトとは、サーフボードをこいで沖に出る行為のこと。
整理すると、下記のような感じになります。
7'0以下のミッドレングスのゲットアウト方法
- ドルフィンスルー
- プッシングスルー
- ローリングスルー
7'0以上のミッドレングスのゲットアウト方法
- プッシングスルー
- ローリングスルー
では次の章では、ちょっと踏み入って、ドルフィンスルーがおすすめできないミッドレングスの特徴2つを紹介します。
ドルフィンスルーがやりにくいミッドレングスの特徴
ドルフィンスルーがやりにくいミッドレングスの特徴は、下記の2つになります。
ドルフィンスルーがやりにくいミッドレングスの特徴2選
- ノーズが丸くなっている
- 浮力が大きめに設定されている
それぞれ具体的に説明します。
特徴①:ノーズが丸くなっている
ドルフィンスルーがやりにくいミッドレングスは、ノーズが丸くなっている特徴があります。
ノーズの形状の図解
そもそもドルフィンスルーは、腕や足の力を使って『ノーズを沈めて→テールを沈める』といった仕組みです。
ピン系のノーズであればサーフボード先端の浮力が小さいので沈めやすいですが、ラウンド系のノーズであれば先端の浮力が大きすぎて沈めることが難しくなります。
そのため、ノーズがラウンド系(丸みを帯びている)のサーフボードは、ドルフィンスルーがやりにくいです。
特徴②:浮力が大きめに設定されている
7'0以下のミッドレングスであればドルフィンスルーはできると伝えてきましたが、実はドルフィンスルーの指標は『長さ』だけではありません。
その他にも、『浮力』が大きく影響してきます。
関連記事:【サーフィン初心者向け】浮力が大きいサーフボードを選ぶべき3つの理由
【サーフィン初心者向け】浮力が大きいサーフボードを選ぶべき3つの理由
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ぼくは170cm/60kgの超平均ですが、個人的に45L以上になってくるとドルフィンスルーがきついなと感じます。
今でこそ45Lなどでもドルフィンができるようになりましたが、サーフィンを始めた当初は35Lでさえドルフィンが難しいと感じるほどでした。
なのでサーフィン初心者のうちは、プッシングスルーやローリングスルーをメインに使う方がいいかもしれません!
ミッドレングスのドルフィンスルーのやり方【動画付き】
ミッドレングスのドルフィンスルーの手順は、下記のとおりになります。
ドルフィンスルーの手順
- 波に向かってパドリングでスピードをつける
- 両手と片膝の3点で上体を起こして、ノーズを沈めます
- サーフボードがしっかり沈んだタイミングで、ボードに胸を引き寄せます
- 水中で波が過ぎるのを待ちます
- 波が過ぎ去ったら、テールを踏んでノーズを上げます
文字で説明しても、イメージがしにくいことでしょう。
なのでドルフィンスルーのやり方が詳しく説明されている動画を、貼っておきます
浮力が40L以上あるミッドレングスで、ドルフィンが比較的難しめな場合は、以下を参考にしてみましょう!
上記の動画のようにやれば、浮力大きめのミッドレングスでもドルフィンスルーがしやすいです!
ミッドレングスのプッシングスルーのやり方【動画付き】
冒頭でも伝えたとおり、7'0以上のミッドレングスになるとドルフィンスルーが厳しくなります。
そこで大活躍だったのが、『プッシングスルー』でした。
プッシングスルーは比較的小さめの波の時に、使えるテクニックになります!
ではプッシングスルーの手順についても、詳しく説明していきます。
プッシングスルーの手順
- 波に向かってパドリングでスピードをつける
- レールを掴んで、波がくる前にサーフボードごと回転します
- 水中の中で、波をやりすごす
- サーフボードだけ元の位置に戻す
- 自分の体をサーフボードの上に乗せる
具体的なプッシングスルーのやり方は、以下の動画で詳しく説明されています(動画の6分17秒あたりから)
ミッドレングスのローリングスルーのやり方【動画付き】
ローリングスルーは、波サイズが腰以上になったときに大活躍のテクニックです。
それ以下の波サイズであれば、基本的にプッシングスルーで交わせます。
ではローリングスルーの手順についても、詳しく説明していきます。
ローリングスルーの手順
- 波に向かってパドリングでスピードをつける
- 腕立てしてボードと胸の間に隙間をあける
- その隙間に波を通してやりすごす
ミッドレングスのゲッティングアウトのコツ3選
最後に、ミッドレングスのゲッティングアウト(沖にでること)のコツ3選を紹介します。
ミッドレングスのゲッティングアウトのコツ3選
- 波が来ていないタイミングを見計らう
- カレント(潮の流れ)を利用する
- 引き波を利用する
それぞれ具体的に説明します。
コツ①:波が来ていないタイミングを見計らう
1つ目のコツは、波が来ていないタイミングを見計らうことです。
前提として、波には『押し寄せる時間』と『穏やかな時間』の2つがあります。
では5秒毎に波が来ているタイミングでゲットアウトするのか、それとも10秒毎に波が来ているタイミングでゲットアウトするのか。
もちろんですが、10秒毎に波が来ているタイミングでゲットアウトすべきです。
そのため、ゲットアウトをする時は常に海の状況を観察して、穏やかになるタイミングを見計らうようにしましょう!
コツ②:カレント(潮の流れ)を利用する
2つ目のコツは、カレント(潮の流れ)を利用することです。
なぜならカレントを利用すれば、パドリングをしなくても「流れるプール」のように沖に出られるからです。
カレントの見極め方については、以下の動画で詳しく説明されています。
ただし、カレントにはデメリットも存在します。それはカレントに乗り続けると、一気に沖に流されてしまうことです。
ではどのような点に注意するべきなのか。カレントを利用する際は、下記を守るようにしましょう!
- 横方向にパドリングして、カレントから抜けるようにする
- 離岸流(カレント)に逆らってパドリングをしないようにする
- 周りの人にSOSを発信する
カレントは一長一短であり、使い方を知っておけば便利です!しっかり正しい知識を入れてから、カレントを利用しましょう!
コツ③:引き波を利用する
3つ目のコツは、引き波を利用することです。
では引き波はどのような状況で発生するのか。結論、波と波の間にいるときです。
この引き波が発生しているタイミングで、一気にパドリングすることで効率よく加速することができ、省エネで沖に出ることができます。
より詳細な解説を聞きたい方は、以下の動画をぜひ参考にしてみてくださいね!
逆に押し波のタイミングで思いっきりパドリングをしても、エネルギーを無駄に消費するだけです。なので軽めの力のパドルするのがおすすめです!
【まとめ】ミッドレングスでもドルフィンスルーは可能です!
まとめると、ミッドレングスでもドルフィンスルーは可能です!
しかしショートボードと比べると、ミッドレングスの方がドルフィンスルーが難しいのも事実です。
ですがそれ以上にミッドレングスは、サーフィン初心者〜中級者にとって大きなメリットを持っています。
実際ぼくはミッドレングスに乗るようになってから、レールワークの基礎力が身につき、ショートボード時代のちょこまか動かすサーフィンは徐々に改善されてきました。
正直ショートボードで無理やりボードを動かす癖が付いてしまうと、なかなか直りにくいですし、ある程度のレベルで上達しにくくなってしまいます。
なので、『本気でサーフィンうまくなりたい!』と思っている方は、途中でぜひミッドレングスを挟んでみてくださいね!
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