このようなお悩みを解決していきます!
この記事で学べること
・ショートボードのメリット3選
・ショートボードのデメリット5選
・サーフィン初心者におすすめのサーフボードとは
ショートボードはプロサーファーがよく乗っているので、初心者サーファーも憧れて『俺もあんな格好いい技を決めたい!』と思うことでしょう。
しかし、現実はそう甘くはありません。波の上で技をやろうとするには、2~3年間の修行は間違いなく必要です。
ついショートボードは格好いい部分だけを見てしまって、その裏に隠れているデメリットをスルーしがちです。
そこで今回は、ショートボードのメリット3選とデメリット5選を紹介していきます。
この記事を読み終える頃には、なぜ上達の早いサーファーがショートボード以外からサーフィンを始めるのかがわかっていることでしょう。
また以下の記事では、初心者におすすめのサーフボード3つを厳選して紹介しています。
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【前提】ショートボードとは
ショートボードは、一般的に7.0フィート以下のサーフボードを指します。
ボードが短いため、回転性や俊敏性に優れており、リッピングやエアーなどの派手な技を決めるのに向いています。
ただ初心者には扱うのが難しく、すでに基礎が身についている中級者〜上級者向けのボードとも言われています。
ショートボードのメリット3選
ショートボードのメリットは、下記の3つになります。
ショートボードのメリット3選
- 持ち運びが楽
- 回転性能が高くアクションしやすい
- ドルフィンスルーがしやすい
それぞれ具体的に説明します。
メリット①:持ち運びが楽
1つ目のメリットは、持ち運びが楽ということです。
これはショートボードが軽くて、かつコンパクトなサイズであることに起因しています。
- 家から車までサーフボードを運ぶとき
- 駐車場から海までサーフボードを運ぶとき
- 海から上がってシャワーを浴びにいくとき
このような様々な場面で、ショートボードの持ち運びやすさが活躍してきます。
特に1番助かるのは、駐車場と海の距離がめっちゃ長いときです。ショートボードならまったく負担がありません。
そのため、身軽にサーフィンをしたい方にとっては、ショートボードはかなり楽です。
メリット②:回転性能が高くアクションしやすい
2つ目のメリットは、回転性能が高くアクションしやすいということです。
というのもショートボードは厚さがないため、レールが水中に食い込みやすく、ターンなどの回転がしやすくなっているからです。
ただ、初心者サーファーがいきなりこのメリットを感じることはほとんどありません。
サーフィンを始めて1~2年経ってようやく、ショートボードの回転性能やアクション性能を活かせれるようになります。
メリット③:ドルフィンスルーがしやすい
3つ目のメリットは、ドルフィンスルーがしやすいということです。
ショートボードは浮力が小さいため、より深く、より長く、そして最小限の力でドルフィンスルーができます。
日本はビーチブレイクの場所がほとんどなので、どこで波が崩れるかが不規則です。
そのため、このルートで沖にでれば間違いなくゲットアウトできるということがなく、胸サイズ以上の波がある場合は、どの場所からゲットアウトしてもドルフィンスルーをしなくてはなりません。
こういった時に、ショートボードのような浮力の少ないボードに乗っていれば、体力を使うことなくスーッと沖まで出られます。
浮力のあるボードだと、ドルフィンしても押し戻されたり、板を沈めるのに力が必要なので、すぐにバテてしまいます。
『大きい波も結構チャレンジするよ!』という方は、ショートボードを1本持っておくと便利だと言えます。
ショートボードのデメリット5選
ショートボードのデメリットは、下記の5つになります。
ショートボードのデメリット5選
- テイクオフの難易度が上がる
- ライディングが安定しない
- パドルスピードが遅すぎる
- 小波の日は練習できない
- サーフィン初心者だと楽しめない
それぞれ具体的に説明します。
デメリット①:テイクオフの難易度が上がる
1つ目のデメリットは、テイクオフの難易度が上がるということです。
というのもショートボードは浮力が小さく、安定感がないため、テイクオフの際にグラグラと不安定になるからです。
実際にぼくも、ショート→ミッドレングス→ショートの順番で乗ってきましたが、ミッドレングスで練習を重ねたことによってテイクオフの成功率は劇的に上がりました!
いきなりショートボードでテイクオフの練習をしていると、成功体験を積めないので上手くなるスピードも遅いし、サーフィンを挫折する可能性が一気に上がります。
いきなりハードモードに挑戦するのではなく、まずは簡単なサーフボードでテイクオフの練習をするのが、個人的におすすめです!
デメリット②:ライディングが安定しない
2つ目のデメリットは、ライディングが安定しないということです。
こちらもショートボードの浮力に関係しますが、浮力がないボードは技術がないと、すぐに失速してしまいます。
そのため、初心者サーファーがショートボードを乗ると、テイクオフして数秒でスピードが落ちて、ライディングがフラフラになります。
例えば、上記の動画で乗っているようなミッドレングスのボードであれば、浮力があるので初心者サーファーでもスイスイ進み、ライディングも安定します。
関連記事:【初心者向け】ミッドレングスのメリット5選とデメリット3選とは
ですが、ショートボードはどうしても浮力の小さいボードになるので、ライディングをするにはある程度のスキルが必要だと言えます。
そのため、ある程度スキルが付くまでは、ショートボードはライディングが安定しないと考えておきましょう。
デメリット③:パドルスピードが遅すぎる
3つ目のデメリットは、パドルスピードが遅すぎるということです。
こちらも同じく、ショートボードは不安定であり、パドルの推進力を完全に活かしきれないからです。
要するに、サーフィン初心者だとショートボードを安定させることができないので、結果的にパドルスピードがつきません。
では、パドルスピードが遅いとどのようなデメリットがあるのか。
パドルスピードが遅いデメリット
- 波取りに勝てないので波に乗れない
- 波に置いていかれやすい
- ゲットアウトの難易度が上がる
このようにパドルが遅いと、必然的にサーフィンの練習効率が下がるので、まったく上手くなりません。
デメリット④:小波の日は練習できない
4つ目のデメリットは、小波の日は練習できないということです。
前提として、小波を得意とするサーフボードは、下記のような特徴を持っています。
- 浮力がある
- 幅(横の長さ)がある
- レールが分厚い
ですがショートボードはと言うと、浮力が小さければ、幅も小さく、レールは薄くされているものがほとんどです。
プロサーファーなどの実力あるサーファーであれば、ショートボードで小波を簡単に乗りこなします。
ですが初心者サーファーであれば、天才でない限り、ショートボードで小波を乗ることは至難の業です。
週末サーファーなど、どのようなコンディションでも海に入れるようにしておきたいサーファーにとっては、ショートボードは心細いと言えます。
デメリット⑤:サーフィン初心者だと楽しめない
5つ目のデメリットは、サーフィン初心者だと楽しめないということです。
サーフィン初心者にショートボードをおすすめしない理由は、これに尽きます。
ぼくもサーフィンを始めた当初、ペラペラのショートボードに乗っていましたが、まったく面白くありませんでした笑
実際にショートボードを購入してみると、言っていることがわかると思います。笑
サーフィンを楽しむには波を乗ってナンボです。ですがショートボードは肌感ですが、ミッドレングスの1/3ほどの波数しか乗れません。
なので、個人的にはショートボードをまったくおすすめしません!
【結論】サーフィン初心者は浮力大きめのボードに乗るべき!
ここまでの話を踏まえて、個人的な考えを言うと
サーフィン初心者こそ、浮力が大きめのボードに乗るべき!
と考えています。
なぜなら浮力大きめのサーフボードに乗っていれば、波に乗れる回数も必然的に増えて、上達するスピードが早くなるからです。
なので、まずは浮力大きめのボードに乗って、サーフィンの技術を身に付けることがおすすめです!
関連記事:【サーフィン初心者向け】浮力が大きいサーフボードを選ぶべき3つの理由
ただ、『浮力大きめのボードって例えばどのようなボード?』と疑問に思っている方もいることでしょう。
それは、ズバリ【ミッドレングス×ソフトボード】になります。初心者にとってもメリットが大きいので、おすすめです!
ミッドレングス×ソフトボードを選ぶメリット
- 初心者に優しいリーズナブルな価格
- 壊れにくいので安心して使える
- 上達スピードが圧倒的に速い
- レールワークを練習しやすい
- 1本持っておけば万能に対応できる
でも「ミッドレングス×ソフトボード」と言われても、どのようなボードがおすすめなのかわからないですよね。
そのような方は騙されたと思って、Beach Accessのソフトボード6'4のレビュー記事を見てみてください!
>>ビーチアクセスのソフトボード6’4の口コミ・評判とは?【2023年版】
ビーチアクセスのソフトボード6’4の口コミ・評判とは?【2023年版】
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サーフィン初心者が基礎を身につけるには絶好のボードで、個人的に1番おすすめです!
【まとめ】ショートボードはメリット以上にデメリットが大きい!
今回は、ショートボードのメリット3選とデメリット5選について紹介してきました。
初心者にとってショートボードは、メリット以上にデメリットが大きいのが事実です。おさらいすると、下記のとおり。
ショートボードのデメリット5選
- テイクオフの難易度が上がる
- ライディングが安定しない
- パドルスピードが遅すぎる
- 小波の日は練習できない
- サーフィン初心者だと楽しめない
なので、よっぽどの理由がない限りは、1本目にショートボードを選ばないことをおすすめしています!
まずはミッドレングスやソフトボードなどの、基礎を効率的に身に付けられるボードから選ぶようにしましょう。
サーフボードは購入する場所によって、値段がまったく違えば、置いているサーフボードの種類も異なってきます。
『まだサーフボードを購入したことがない、、』という方は、必ず以下の記事で勉強しておきましょう!
サーフボードはどこで買うのが一般的?中古NGの理由も解説!
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間違った場所でサーフボードを購入してしまうと、1~2万円も割高で買ってしまうケースもあります。十分に注意しましょう!