このようなお悩みを解決します。
この記事でわかること
- シングルフィンの特徴4選
- シングルフィンの知られざるデメリット3つ
- シングルフィンが向いている人の特徴3つ
- なぜシングルフィンを乗ると上達スピードが早いのか
「シングルフィン乗ってみたいけど、高いから購入するか迷っている、、、」と悩んでいませんか?
安いからといって中古サーフボードを購入したり、安易にトライフィンのボードを選んでしまうと後悔してしまうかもしれません。
なぜならシングルフィンがサーフィンを上達させるうえで、1番最適なサーフボードだからです。
ぼくは現在サーフィン歴2年半ですが、初心者のころの自分にアドバイスするなら「シングルフィンに乗れ!」と一言だけアドバイスします。
それくらい、サーフィン初心者にとってシングルフィンは偉大です。
そこで今回は、シングルフィンの特徴とデメリット、シングルフィンが向いている人の特徴を具体的に紹介していきます。
記事を読み終える頃には、「サーフィンの上達スピードが早い人はなぜシングルフィンに乗っているのか」を理解できていることでしょう。
個人的にめっちゃおすすめなシングルフィンは、以下の記事で紹介しています。
>>nanazeroの「MID02」が1番人気な理由!正直レビューを紹介!
nanazeroの「MID02」が1番人気な理由!正直レビューを紹介!
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シングルフィンの特徴4選
サーフィンの原点ともいえるシングルフィン。実は「トライフィン」や「ツインフィン」とは大きく異なります。
まずはシングルフィンの特徴4選について見ていきましょう!
シングルフィンの特徴4選
- 直進性が強いのでスピードが出やすい
- テイクオフがとにかく早すぎる
- レールワークの上達スピードが1番早い
- 小波や厚い波でもライディングできる
それぞれ具体的に説明します。
特徴①:直進性が強いのでスピードが出やすい
シングルフィンは直進性が強く、スピードが出やすいメリットがあります。
なぜならフィンが1本しかなく、水の抵抗が少なくなっているからです。イラストが汚くて申し訳ないですが、下記のようにシングルフィンは水が流れやすくなっています。
そのため、トライフィンやツインフィンと比較しても、スピード性能だけを見るとシングルフィンが1番速いといえます。
波のパワーがないコンディションでも、シングルフィンであれば大活躍です。
特徴②:テイクオフがとにかく早すぎる
またシングルフィンはテイクオフが圧倒的に早いといった特徴もあります。
なぜならシングルフィンは安定性に優れており、パドルが加速しやすくなっているからです。
トライフィンのショートボードであれば波が割れる直前・直後でないとテイクオフは難しいですが、シングルフィンであれば波が割れる前からテイクオフができます。
なのでシングルフィンのミッドレングスやロングに、波取りで負けた経験のある人は多いはずです。
下記の動画を見ればイメージしやすいですが、うねりの段階からテイクオフしています。
『とにかく波数を乗りたい!』ということであれば、シングルフィンの右に出るものはいないでしょう。
特徴③:レールワークの上達スピードが1番早い
下記は、何人ものベテランサーファーに言われた言葉です。
サーフィンの基礎を学びたいなら、トライフィンではなくシングルフィンで練習するべき。
初心者だった頃のぼくには「???」という感じでしたが、今になってわかります。シングルフィンは『レールワーク』を覚える1番の近道です。
なぜならシングルフィンに乗っていると、重心移動を通してターンしなければならないからです。
ゆくゆくショートボードに転向するにしても、シングルフィンで磨いたレールワークは大活躍します。
ちょこまかとやるサーフィンではなく、ダイナミックなサーフィンが体得できるはずです。
特徴④:小波や厚い波でもライディングできる
初心者にとって嬉しいのが、小波や厚い波でもライディングできる点です。
初心者の時って大きい波はキャパオーバーになりがちなので、モモ〜コシあたりがベストサイズになることが多いです。
シングルフィンであればモモ〜コシのようなサイズがあれば余裕で乗れますし、厚い波・割れにくい波でもガンガン乗れてしまいます。
要するに、一般的なショートボードでは乗れないような波でも、練習できるって訳です。
「早く上手くなりたい!」というサーファーにとって、シングルフィンは必須のアイテムですね!
シングルフィンを選ぶデメリットとは
本記事を読んでいるあなたはシングルフィンに興味を持っているでしょう。
ですが購入する前に必ず知っておいてほしいことがあります。それはシングルフィンの「デメリット」です。
シングルフィンを選ぶデメリット3選
- ドルフィンスルーは難しい
- 掘れた波ではサーフィンしにくい
- 乗り始めはまったくボードが動かない
それぞれ具体的に説明します。
デメリット①:ドルフィンスルーは難しい
1つ目のデメリットは、ドルフィンスルーは難しいという点です。
なぜなら一般的にシングルフィンは浮力が大きかったり、長さがあったりして、ボードを沈めるのが困難だからです。
そのため、ドルフィンスルーの代わりに「プッシングスルー」や「ローリングスルー」を使って、ゲットアウトしていきます。
具体的なゲッティングアウト方法は、以下の記事で詳しく説明しています。
ミッドレングスでドルフィンスルーは無理?沖に出る3つの方法を解説!
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デメリット②:掘れた波ではサーフィンしにくい
2つ目のデメリットは、掘れた波ではサーフィンしにくいという点です。
なぜならサイドフィンがないので、レールが入る前に吹き飛ばされる可能性が高いからです。
どちらかといえば、シングルフィンは下記のような波が得意です。
- 面ツル
- オフショア
- ショルダーが長く張っている波
- ボトムがはっきりしている波
ジャンクなコンディション・掘れた波の場合は、シングルフィンの活躍は期待できないので、トライフィンなどの悪コンディションに比較的強いボードを選ぶようにしましょう!
もしくはシングルフィンをシングルスタビ仕様にして、万能の1本に進化させるのもおすすめです!
【3分でわかる】シングルスタビライザーの特徴|いま話題になっている理由を解説!
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デメリット③:乗り始めはまったくボードが動かない
3つ目のデメリットは、乗り始めはまったくボードが動かないという点です。
ショートボードから転向してきた人はめっちゃ感じます。「これまではテールを踏めば、動いていたのに」などなど。
理由は簡単です。きちんとした重心移動・レールワークが出来ていないからです。
例えばぼくの場合は、足元のコントロールでショートボードを動かしている癖がありました。その状態でシングルフィンに乗ると、びくとも動かないんです。
この時に、レールワークの重要性を改めて感じましたね。
シングルフィン乗り始めはあまりにもボードを動かせないのでがっかりします。ですが乗っているうちに本物のレールワークが身につくようになり、次第にサーフィンが上手くなっていきます。
シングルフィンが向いている人の特徴とは?
では最後に、シングルフィンが向いている人の特徴を紹介していきます。
シングルフィンが向いている人の特徴3選
- レールワークを効率的に練習したい人
- サーフィンを始めたばかりの初心者
- 上達しなくてレベルが頭打ちになっているサーファー
それぞれ具体的に説明します。
レールワークを効率的に練習したい人
シングルフィンは、サーフィンの基礎である『レールワーク』を磨きたい人におすすめです!
レールワークを磨けば、トライフィンに転向しても、ツインフィンに転向しても、ダイナミックなサーフィンが可能になります!
例えばボトムターンを深くえぐれない、波の上から下まで使えないなど。当てはまる方はシングルフィンで練習することでサーフィンの景色が変わるはずです。
実際ぼくはシングルフィンに乗ってから、足元だけでボードを動かす癖がなくなってきて、サーフィンにおける無駄な動きがなくなってきました。
「遠回りせずに、上達への近道を歩みたい!」という方は、間違いなくシングルフィン一択です!
サーフィンを始めたばかりの初心者
またシングルフィンは、サーフィンを始めたばかりの初心者にもおすすめです!
なぜならトライフィンにいきなり乗ってしまうと、レールワークではなく、「手の動き」や「足元の動き」だけでボードを動かす悪い癖がつきやすいからです。
すぐ直せるなら問題ないのですが、この悪い癖はなかなか直りません。カメラで毎回確認しないと、改善できているかの確認すらできません。
なので悪い癖がついてしまう前に、シングルフィンで基礎をガッチリ固めてしまうのがおすすめです!
上達しなくてレベルが頭打ちになっているサーファー
シングルフィンは、上達しなくてレベルが頭打ちになっているサーファーにもおすすめです!
理由は下記のとおりです。
- 正しいラインどりを意識できるようになるから
- ターンの基礎を学べるから
- レールワークを意識したターンが当たり前になるから
トライフィンは激しいアクションに適しているので、憧れてしまうのもすごくわかります。
ですがトライフィンのショートボードは動きやすい特徴があり、正直いってレールを入れなくても、ボードは結構動きます。でも、これが頭打ちの元凶なんですよね。
レール to レールで波を繋げていないのでスピードも乗らないし、その結果アクションも中途半端になってしまいます。
ではどうすればいいのか。シングルフィンの原点に戻って、基礎をもう一度叩き込むべきです。
シングルフィンで1年しっかり磨き込めば、ショートボードでもグイグイ動かせるようになることでしょう。
【まとめ】
今回は、シングルフィンの特徴・向いている人の特徴などについて詳しく見てきました。
本記事のまとめ
- シングルフィンは直進性が強くスピードが出やすい
- レールワークを覚えるのに1番効率がいい
- 掘れた波やジャンクなコンディションは苦手
- サーフィンの原点であり基礎を覚えるのに適している
- 「初心者」や「レベルが頭打ちになっているサーファー」におすすめ
シングルフィンは一言でまとめてしまうと、「サーフィンの基礎を固めるボード」です。
トライフィンのショートボードだと1~2年練習すればボードが動くようになるので、「上手くなったのでは?」と勘違いしがちです。
ですが、サーフィンの基礎になるレールワークが出来ていなければ、そこで頭打ちになってしまう可能性は大です。
もし本気でサーフィンが上手くなりたい!と考えているのであれば、必ずシングルフィンで下積みをするようにしましょう!