このようなお悩みを解決します。
この記事でわかること
- サーフィン初心者がテイクオフで失敗してしまう原因
- 初心者でもテイクオフが成功するタイミング
- テイクオフのタイミングより大事な「波待ちの位置」について
- テイクオフが劇的に上手くなるコツ3選
- サーフィン初心者がテイクオフ時に注意するべきこと3選
「友達に格好良いところを見せたいけど、テイクオフができず恥ずかしい、、、」
「運動神経に自信はあったけど、まったくサーフボードに立てずで悔しい」
「サーフィンが下手だと、周りの人に笑われているような気がして嫌!」
これはサーフィン初心者にあるあるの悩みです。僕も昔は「テイクオフ」が苦手でサーフィンを挫折しかけた経験があります!
ですがサーフィン初心者がテイクオフできない理由は明確です。
シンプルに『知識』が足りていないからです。
例えば、テイクオフする適切なタイミング・波待ちする位置・テイクオフの正しい動作など、あなたは答えられますか?
おそらく、無理だと思います。
要するに、サーフィンのテイクオフも正しい知識さえ身につければ、誰でも1~2ヶ月でテイクオフはできるようになります!
実際にぼくも、サーフィンを始めた当初は「テイクオフ」が大の苦手でした。ですが今回説明する内容をインプットしただけで、たったの1ヶ月でテイクオフの成功率が「5%」→「40%」くらいまで上がりました!
「俺は運動神経がないから無理かも、、、」と悩んでいるあなた、諦めるのはまだ早いです。
今回テイクオフの基礎を学んで、ぜひもう一度サーフィンに挑戦してみてください。きっとすぐにテイクオフ成功するはずです!
サーフィンのテイクオフの適切なタイミングとは?
テイクオフに失敗する理由で1番多いのが、「タイミング」を間違えているケースです。
でも早すぎる、遅すぎるみたいな抽象的な表現だとわからないですよね。ぼくも昔同じことを思ってました!笑
めっちゃ端的にいうと、「サーフボードが走り出した」というタイミングが1番最適なテイクオフのタイミングです。
ただ、波は以下の2種類があり、波の種類によって若干テイクオフのタイミングも前後します。
- トロい波(厚い波)
- 速い波(掘れた波)
それぞれどのタイミングでテイクオフするのが正解なのか、具体的に説明します!
種類①:トロい波(厚い波)
トロい波とは、傾斜がなだらかで初心者に優しいような波を指します。
傾斜がゆるい波は、パドリングでしっかりスピードを付けなければ、波には乗れません。
その一方で、一度サーフボードが走り出してしまえば、ゆっくり立ち上がれるので初心者向けの波と言われています。
ではトロい波の適切なタイミングはいつなのか。
サーフボードが走り出して【0秒後〜3秒後】あたり
以下の動画を見ればイメージしやすいですが、トロい波はテイクオフ可能な時間がけっこう長いです。
なのでサーフボードが走り出したら、3秒以内にテイクオフの動作を終わらせましょう!
種類②:速い波(掘れた波)
トロい波とは、傾斜が急になっていて中級者以上に向いている波を指します。
サーフィン初心者の難敵が『速い波』です。
というのもトロい波よりも波の崩れるスピードが早いため、もたもたテイクオフしていると一瞬でパーリングです。
では速い波の適切なタイミングはいつなのか。
サーフボードが走り出して【0秒後〜0.5秒後】あたり。フワッと浮いた瞬間です。
以下の動画を見ればイメージしやすいですが、掘れた波のテイクオフは一瞬のタイミングで立たなければなりません。
サーフボードがフワッと浮く瞬間があるので、そのタイミングで素早く立つイメージですね!
サーフィンのテイクオフ成功には「波待ちの位置」が大事!
そして1番大事なのが、「波待ちの位置」になります!
ぼくはこれに最初気づかなくて、波が割れていないところで波待ちをしていました。
するとどうなるか。「2~3時間海に入っていたのに、一回もテイクオフができなかった」みたいな事態になります。
なので、必ず「正しい波待ちの位置」も必ず学んでおきましょう!
基本的な波待ちの位置
基本的な波待ちの位置ですが、【初心者】と【初級者】では波待ちの場所が異なります。
『初心者』と『初級者』の正しい波待ちの位置とは
- 初心者:スープの波がたくさんきている場所
- 初級者:波が割れているけど、人が密集していない場所
下記はスープでサーフィンの練習をしている様子です。初心者の方でも乗れていますね!
初心者の方はすでに波が崩れているスープでテイクオフすると、効率的に練習できます!
初級者はショートボーダーが集まっている場所で練習するようにしましょう!『人が集まっている場所=波が立つ場所』なので。
ただ1つ注意が必要で、複数ピークがあれば1番人数が多いピークではなく、2番目・3番目に人数が多いピークを選ぶようにしましょう!
ミッドレングス・ロングは若干異なる!
ミッドレングスやロングも波待ちする位置はほとんど同じですが、若干異なるのは【初級者】の方です。
波は沖側になればなるほど波の斜面が緩やかになり、岸側になればなるほど波の斜面が急になってきます。
ミッドレングスやロングが得意なのは、どちらかと言えば緩やかなトロい波になります!
なので、ショートボードが波待ちしている位置よりも、もっと沖側で待機するようにしましょう!
ショートボードと同じような位置で波取りをしていると、掘れてきた波に対応しきれずパーリングしてしまいがちです。
なのでショートボードが待っている位置よりも、5m以上は沖側で待つようにしましょう!
サーフィンのテイクオフの動作4ステップとは
サーフィンのテイクオフは、プロサーファーから学ぶのが1番です!
下記はプロサーファーである市東さんが、テイクオフの動作について解説している動画です。1番わかりやすいので、ぜひ見てみてください!
念のため、言葉でも説明しておくと、テイクオフの手順は以下のとおり。
テイクオフの正しい手順
- パドルから手を胸あたりにつける
- 腕立て伏せの姿勢をして胸を引き上げスペースを作る
- 後ろ足を前に出す
- 立ち上がると同時に前足を前にだす
テイクオフをもっと具体的にイメージしたい方は、ぜひ以下のYouTube動画も参考にしてみてください!
サーフィンのテイクオフを効率的に練習するコツ3選
「サーフィンが上手くなりたい!」と誰しも思いますが、遠回りしている人が多いのが現状です。
例えば、ペラペラの薄いショートボードでテイクオフの練習しているなど。これをやっている間は、いつまで立っても上手くなりません!
ではテイクオフを効率的に上達させるにはどうすれば良いのか。
結論を言ってしまうと、下記3つを実践していればOKです。
- 浮力のあるボードに乗る
- 人が少ないピークで練習する
- モモ〜コシくらいの波サイズで練習する
特に「浮力のあるボードに乗る」ということは、サーフィン上達には欠かせません!
早く上手くなりたい!と思っている方は、必ず上記3つを守るようにしましょう!
コツ①:浮力のあるボードに乗る
テイクオフ上達だけでなく、ライディング上達にも大きな影響を与えるのが『サーフボード』です
上達スピードを早めたいなら、必ず浮力のあるボードに乗りましょう!
【サーフィン初心者向け】浮力が大きいサーフボードを選ぶべき3つの理由
続きを見る
浮力のあるボードをおすすめする理由
- 初心者でもパドリングが早いので、沖に出るのが楽
- テイクオフが早く、波に乗れる本数が圧倒的に多い
- 小波でもラクラク乗れる
- 波に乗れる本数が多いので、サーフィンが楽しすぎる
一度でもショートボードを経験した人はわかるでしょう。『ショートボード=激ムズ』ということが。
ぼくは半年間でショートボードを挫折しています。『サーフィン全然面白くないやんけ』って本気で思ってました。今だから言えますが、これシンプルにサーフボード選びでミスしていただけです。
要するに、浮力のあるボードに乗っていれば、正のスパイラルが起きるんです。
なので、サーフィン初心者だけどショートボードに乗っているという方は、なるべく浮力の大きいボードに変えるのがおすすめです!
個人的におすすめなのは『ソフトボード』です。ぼくはソフトボードに乗り始めて、上達スピードが2~3倍になりました!
『ソフトボード=初心者みたい』みたいな固定観念があった自分が、馬鹿らしかったです。今ではお洒落なボードも多いので、その心配も必要ありません!笑
関連記事:【2023年版】初心者におすすめのソフトボード5選!
【2024年版】初心者におすすめのソフトボード5選!後悔しない選び方とは?
続きを見る
コツ②:人が少ないピークで練習する
またサーフィン初心者の頃は、激混みピークには絶対行かないようにしましょう!
なぜなら波取りに勝てず、テイクオフの練習がまともにできないからです。
1番人が多いピークは、もちろん波のコンディションが1番整っているケースが多いです。
しかし同時に、上手いサーファーが集まっているので、初心者ではほとんど敵いません!
なので、初心者の方はスープで、初級者の方は第2ピークなどで練習するようにしましょう!
コツ③:モモ〜コシくらいの波サイズで練習する
またサーフィン初心者の方は、モモ〜コシくらいの波サイズで練習するようにしましょう!
なぜなら小さすぎても波に乗れないし、大きすぎるとテイクオフ難易度が上がりキャパオーバーしてしまうからです。
サーフィンの上手い方であれば、風をくらっているコンディションを避けがちです。ですが、テイクオフの練習程度であれば、風で少し面が乱されているくらいは問題ありません!
モモ〜コシくらいのサイズがある日は、積極的にテイクオフの練習をしましょう!
サーフィンのテイクオフをする際の注意点3つとは
最後に、サーフィンのテイクオフをする際の注意点3つを紹介します。
サーフィンのテイクオフをする際の注意点3つ
- 下を見るのではなく、進行方向10m先を見る
- テイクオフ時にボードを掴まない
- ボードの上に飛び乗らない
それぞれ具体的に説明します。
注意点①:下を見るのではなく、進行方向10m先を見る
テイクオフ時の注意点1つ目は、下を見るのではなく、進行方向10m先を見ることです。
なぜなら下ばかり見ていると、パーリングする可能性が高くなるからです。
サーフィンなどの横乗りスポーツは、視線の方向に進んでいく特徴があります!
なので、テイクオフ時は下を見るのではなく、走っていきたい方向を向くようにしましょう!
注意点②:テイクオフ時にボードを掴まない
テイクオフ時の注意点2つ目は、テイクオフ時にボードを掴まないことです。
なぜならボードを掴んでしまうと、下記のようなデメリットがあるからです。
- サーフボードの失速に繋がる
- テイクオフの次の動作が遅れる
例えば、テイクオフ時にレールを掴んでしまうと、スタンドアップ時(立ち上がる時)にレールから手をうまく離せず、動作が遅れてしまいます。
なので、基本的にテイクオフ時はレールを掴まないようにしましょう!
注意点③:ボードの上に飛び乗らない
テイクオフ時の注意点3つ目は、ボードの上に飛び乗らないことです。
なぜなら飛び乗りをすると、適切な位置に足を置けない、バランスが崩しやすいといったデメリットがあるからです。
イメージしにくい方は、ぜひ以下の動画をご覧になってみてください!
また飛び乗りに慣れてしまうと、悪い癖がついてしまい、サーフィンの上達も遅くなってしまいます。
なので、テイクオフする際は必ず『後ろ足を出す→前足を出す』を徹底するようにしましょう!
まとめ
今回は、サーフィンのテイクオフを上達させるコツについて詳しく解説してきました。
簡単におさらいすると、テイクオフの適切なタイミングは『サーフボードが走り出したタイミング』でした。
ですが、そもそも自分の技量に合ったサーフボードに乗っていないと、テイクオフの段階にすら辿り着けません!
なので、まずは自分のレベルに合ったサーフボードに乗ることから始めましょう!
【2024年版】初心者におすすめのソフトボード5選!後悔しない選び方とは?
続きを見る